ZESDA's blog

グローカルビジネスをプロデュースする、パラレルキャリア団体『NPO法人ZESDA』のブログです。

プロデューシング・システムを創ることで、日本経済の活性化を目指す、NPO法人ZESDAのブログです。


夜会@新橋

週も佳境の木曜日の夜、新橋の居酒屋の個室で、理事長の桜庭をはじめ数人のZESDAスタッフが、1人の男性の到着を待っていました。

そう、本日は新規ボランティアスタッフ加入希望の方との面談日です。今回は、桜庭と面識の浅いスタッフとの交流会も兼ね、美味しい料理とお酒を楽しみつつ、色々なお話をして参りました。

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簡単な自己紹介の後、まずは、ZESDAの目的や活動内容について、桜庭から説明をさせていただきます。固く聞こえるかも知れませんが笑、冗談を交えつつ和やかに進みます。

続いて、加入希望の方のお話に、スタッフ一同耳を傾けます。今回の方は、IT系の会社でバリバリ働きつつ、社会貢献をしたい、その活動を通して自分を成長させたい、という熱い想いをお持ちでした。

大方お互いのことがわかった後は、フリートークの時間です! 様々な業種・年代の集まるZESDAスタッフの飲み会は話題がバラエティ豊かですが、今回も色々な話が出ていました。
(例)営業、プログラミング、医療機器、ポケモンGO、登山、バヌアツ、鮭の生命力、シュークリーム×ユンケルetc…
最後に、今後の活動について簡単に確認し、会はお開きとなりました。

本日のブログでは、新規ボランティアスタッフ加入希望者面談の様子をご紹介させていただきました。ZESDAでは、希望者のご都合に応じて、随時面談を実施しております。

●面談をご希望の方へ●
リンク内で「ZESDA」でご検索下さい!
≪パラレルキャリア支援サイト もんじゅ
http://monju.in/

今後も、ZESDAの活動にご理解ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

8月15日:ZESDA スタッフ勉強会 人生の質を向上する質問&勉強会

世間はお盆休みの真っ只中ですね!

ご実家に帰省されたり、日頃なかなか行けない場所へ
旅行に行かれたりと思い思いのひと時を過ごされて
いらっしゃるかと思います。

先日、ZESDAスタッフによる・スタッフのための
朝活勉強会(in Tokyo八重洲地下街)を開催しました!

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8月15日(月)、お盆真っただ中の月曜日の朝7時半。
人もまばらな東京駅のとあるカフェで
7名のスタッフを有志で募って、初の朝活を開催しました!

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勉強会のテーマは、自分自身に対して質問を投げかけて、
自分でその回答を書きだして人生の質を高めよう!
というワークショップを行いました。

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人に質問する機会は多くありますが、
自分に対して質問する機会は少ないのではないでしょうか?

先日は、理事長の桜庭も参加し、
スタッフ皆で早朝から額に汗をかき....
頭をフル回転させて取り組みました!!

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ワークショップのスタイルとしては、
非常にシンプルではありますが、
やってみると非常に奥が深い!との
ご感想もいただきました。

1分間で1つの質問に対して頭をよぎった答えを、
忘れてしまう前に、すくいとるようなイメージで書き出します。

瞬時に頭の回転速度を上げて書きだす作業を行うので、
予想以上に、ハードなワークでしたね!

1分間の限られた時間の中で複数の回答を書きだすことは
経験したことがなかったことなので、あっという間に
時間が過ぎてしました。

終えた後は、スタッフ全員が「フーッ・・」という
息ずかいも聞こえるほど。。。

ただ、素の自分の回答が引き出される感覚を
体験できのではないでしょうか?

今回の質問と回答の一例は下記の通りです。


自分が尊敬する人、憧れる人は誰??
両親、職場の上司・先輩、松本人志マザーテレサゲーテ、桜庭理事長…etc


日本時間の2016年12月31日23時55分に今年を振り返って、最良の一年だったと口にした時に浮かんだ出来事は何?
プロポーズ、引っ越し、出張先での出会い、TOIECスコアUP、大晦日に彼氏と電話…etc


1分間のワークを行った後に、各個人の発表を行いました。

質問に対する答えもさることながら、発表後に行った
参加者同士のシェアも個性あふれる面白いコメントが続出!
今回は、濃密な時間で1時間があっという間に過ぎていました。

わたくしは、朝活勉強会を隔週で主催しており、
様々な業種・業界の方と出会う機会があります。

この度、ZESDAスタッフに、わたくしが取り入れている
ワークショップを取り入れて実践しましたが、
ZESDAスタッフは既に“プロデュース・カレッジ”や、
イベント企画・運営に携わる経験者が多数います。

わたくし自身も、“プロデュース・カレッジ”の企画・運営に
携わることで、自分が成し遂げたいことや自分が進めたいビジョンを
より具現化できたきっかけとなり、より明確になりました。

会社員・団体などの組織の中では、なかなか自分が思い描いたアイデア
仮説、実施、検証するための場や、共鳴し合う仲間に巡り合うことが
困難なケースが多々あります。

ZESDAスタッフとしての活動を通して、業種・業界・多文化の垣根を超えた
フラットかつ、フレキシブルな活動ができると実感しています。

尚、今回、参加したメンバーは、飲み込みも早く、
予想していなかったユニークなコメントをシェアするなど。
ZESDAスタッフだからこそ、創造的な発想が湧き上がるのだろうと感じました。

スタッフのスキルアップのため、
今後も定期的に勉強会など開催予定です。
多様なバックグラウンドで構成されているZESDAのスタッフだからこそ、
このような活動も大変意義があります。

私達とご一緒に活動していただける、
好奇心に満ち溢れ、活動的なボランティアスタッフを随時、募集しています。
ご興味ある方はこちらをご覧ください!

www.zesda.jp

今回は、ZESDAスタッフの活動の一端のご紹介でした。

今後も、様々な活動を通して発展していきます。
ご期待ください!

7/24(日)Perú Festivalペルーフェス2016 by Kyodai 参加報告

今回のイベントには、7/8(金)にZESDAとAPEJAとの間で締結したパートナーシップ覚書に基づき、ZESDAがAPEJAより招待いただきました。

本イベントは、ペルー独立記念日(7/28)を祝福する趣旨で、KYODAI GROUP(海外送金サービス)主催、在日ペルー総領事館、日本・ペルー協会(ASPEJA)、在日ペルー学生・卒業生協会(APEJA)、ラテン革命グループの後援で開催されたものです。

イベントの内容は、ペルーの伝統芸能のほか、ミュージシャンによる現代音楽の演奏、日本の着物文化とペルー文化を掛け合わせた新たな着物の展示等、多種多様でした。

ZESDAとしては、今回のAPEJAからのイベント招待に感謝するとともに、今後、本連携が相互にとってより有意義なものに発展していくことを期待します。

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ミャンマー "アジア最後フロンティア" ZESDA隊員視察ルポ Day3 「ティラワ視察」

5月5日、朝の8時。

今日、終日案内をしてくれるタクシーのお兄さんがホテルの前で我々をピックアップ。目指すはティラワです。

ティラワとは、ヤンゴンのティラワ港に隣接するティラワ経済特別区(Thilawa Special Economi Zone)のことです。日本の企業とミャンマー政府&企業が出資しており、総開発面積は約2,400ha(東京ドーム500個分)。そのうちクラスAと呼ばれる先行開発区域は日本の総合商社等から構成されるMyanmar Japan Thilawa Development Ltd (MJTD)が開発を担っています。2014年からすでにクラスAの販売が開始され、すでに22社(うち日系企業が12社)が契約締結に至っています。 f:id:ZESDA:20160723110909p:plain:w400:h300

ティラワまでは、タクシーで1時間ほど。ヤンゴンの郊外を見られるということで内心エキサイティングな三人。都心から10分もしないうちに、大きなビル群が消え、小さな個人露店や住居、更に進むと遠くを見渡せるほどの更地が目に入ってくる。

都市部とはまったく異なる風景だ。途中、牛の群れなどもいた。ティラワまでの所要時間が近づくにつれ、車窓からは石油工場や、高く積み上げられたコンテナが目に入ってきた。まさに、「開発」を彷彿とさせる光景だ。

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それから数分ほどして、右手に”Myanmar International Terminals Thilawa”と大きく書かれた関門が見えてきた。車から下りて当たりを見渡すと、重機やコンテナなどの物資を積んだダンプトラックの往来が激しく、郊外と思えないほど異様な熱気と喧騒に包まれている。

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門のほうへ近づいていくと、車の通過を取り仕切る人がいて、中に入れないか尋ねたところ、「通門証やアポがなければ通過はできない」と言われた。門の先にはたくさんのコンテナやコンテナを運ぶ重機、自動車などが見えた。押しを強くしてもう一度懇願してみたが、先ほどと同じ回答を繰り返される。これ以上何もできないと判断した我々は、車に戻り次の目的地を目指すことに。


もうすでに都市部からかなり離れたところにいたが、さらに奥へと進んでいく。走りだして10分くらいしただろうか、”THILAWA SPECIAL ECONOMIC ZONE”と表記のある、大きな白塗りの関門が見えてきた。

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左手を見ると、日本国旗、ミャンマー国旗、そして"MJTD"と書かれた旗が風になびいている。どうやらここが我々の目指していた「ミャンマー・ティラワ経済特別区」であるらしい。
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関門の出入り口は二つで、門衛は4人ほど。先ほどは入れなかったので、今回はと意気込んで向かっていくと、門の右端に歩行者用の通路があり、中に入ることに成功。入った先に見えたのは、広大という言葉だけでは言い表わせれないほどの超巨大な敷地。中央に道路が走っているが、長すぎて先が見通せません。

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敷地には横長の工場のような建物がいくつもあります。最初に出くわしたのはこの経済特区の本部と思わしき建物。

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入り口の柵は固くしめられており、中に入れる気配がなかったので更に歩を進める。時は昼前ではあったが、すでに気温が35度近くもあり、数分も歩かなうちに汗だくになり一歩一歩が重くなる。もうこれ以上遠くには行けないと判断し引き返そうとしたが、「見て終わり」という結果には終わらせたくなかったので、どこか少しでも入れるところがないか必死に探す。その折、右斜め前方に柵が開け放たれた工場を見つけた。

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「LUTHAI TEXTILE」という表記がある。門の近くには守衛がおり、中を伺っていると明らかに疑いの目でこちらを凝視してくる。どうしても中に入りたかった我々は、「日本が投資している区域なのだからパスポートを見せればいけるだろう」という安易な考えのもと、スパっと自信満々にJAPAN PASSPORTを守衛に見せる。緊張の瞬間だったが、守衛はなんと「OK」のサインを出してくれた。興奮を抑えきれずに敷地の中に入っていく。目の前に現れたのは、2階建ての真っ白な建物(人聞きは悪いが、刑務所を彷彿とさせる)で、窓は格子で囲まれている。

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更に進むと格子窓のない建物があり、人の気配を感じる。建物に近づいていくと、いきなり「ワン!」と四方から吠えられる。振り返ると、なんと4匹のかなり凶暴そうな番犬が白い歯をむき出しにして、こちらに向かってきているではないか。「やばい、終わった、、」と絶望感に苛まれながらも、ありったけの力を振り絞って、ゆっくり、ゆっくりと建物から遠ざかる。20秒くらい後ずさりを続けると、番犬はそれ以上付いてくることを止めた。なんとか難を脱した、と思ったのもつかの間、建物から一人の男性が怪訝な表情を浮かべて出てきた。「君たちはここで何してるの?」という質問に対し、「えっと、、我々はZESDAというNPO法人で、日本の企業の海外進出のサポートをしており、そのためのアドバイスが頂きたいのですが。あと、日本の力を入れているティラワの実際についても教えて頂きたいです」と回答。これで無理なら諦めようと思っていた矢先、なんと工場の紹介や案内をして頂けるらしい。まさかこんな展開になるとは誰も思っていなかったので、うれしい気持ちはありながらも「本当にいいの?!」という感覚。その後は、会議室のようなところでティラワや工場についての説明とQ&A。

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その後、実際の工場を案内して頂く。ドアを開けた瞬間、目に飛び込んできたのは広大なスペースとミシンと人。赤色のポロシャツを着た女性が縦横にズラッと並んで座り、目の前に置かれたミシンを使って熱心に裁縫に打ち込んでいる。

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場内を回りながらも、就業形態や賃金などについて説明頂きました。

工場で見聞したことをまとめたものの一部が以下です。

•工場では約800名の女性(20-21)歳が、月150$程度の賃金で働く
•男性より女性の方が細かい作業が得意であるため、裁縫作業はすべて女性
•工場で作成したシャツやスーツはミャンマーから中国や東南アジア諸国へ輸出する
•各種手続きが政府に承認される期間が長く、時間がかかる
•ティラワについて言えることであるが、労働者の勤務時間管理などが徹底されており、
毎週報告が必要
•停電の多さ、交通渋滞による物流網の未整備が深刻。停電が頻発すると工場操業
にも影響を及ぼす


アポなしの突撃で訪れたのにも関わらず、優しく丁寧に対応して頂いたLUTHAI TEXTILEの張偉氏(下写真の右から3番目)には本当に感謝しています。

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当初予定していた「ティラワ視察」はこの思いがけない機会によってより充実したものになりました。

本日の「業務」を終えた後、我々はボジョ−アウンサンマーケットやNight marketを散策する。Night marketでは果物が豊富に取り扱われており、どれも安く新鮮でおいしかった。

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この3日間の滞在はあっという間でした。たくさんの素晴らし方との出会いと体験の数々。心に残る体験はいくつもありましたが、その中でも個人的に最も印象深かったのが、ミャンマーの方がモノを片手で渡す際に、もう片方の手を必ず肘下に添えていたことです。Day2で出会った筋肉質のミャンマー人男性はこのことについてこう仰っていました。「人に物を渡すときは両手で渡すのが礼儀の基本です。ただ、状況によっては片手で渡さざるを得ないときがあります。そのときは物をもっている手にもう一方の手を添えてあげます。我々にとってはこれも礼儀の一つなんです。」筆者はこれを日本に帰ってからも実践することを誓い、今も続けております。

帰国の際の空港で「名残惜しい」という言葉が我々の頭から離れない。またぜひ戻ってきたい。我々ZESDA隊員3人は小さな達成感に浸りながらも、入り混じった気持ちの中で、帰国の途につく。

〜視察を終えて〜

我々がこの視察を通して感じたことを以下の5つにまとめてみました。

・現金主義が強く、銀行への信頼度は低い。
・渋滞などの影響により、物流網が安定していない。
Facebookを始めとしたSNSの利用が多いこと。
・教育系のスマホアプリに比較的興味があること。
・寄付を始めとした利他心が強く、自国の将来に希望を持っていること。

今現在、我々は上記を含めた調査結果をまとめ、具体的なビジネスアイデア創出に向けて活動を続けており、今後、講演やセミナーなどでその内容を発表予定です。またこの視察を皮切りに、ミャンマーだけでなく他国の調査にも着手しております。アイデアを生み、実際のビジネスにつなげ、新規雇用を創出する。このミッション遂行に向けて、ZESDAは今後もチャレンジを続けていきます。

ミャンマー "アジア最後のフロンティア" ZESDA隊員視察ルポ Day2「突撃調査」

2日目の朝。

昨日はあたりが暗くなってからの到着だったので、初めてヤンゴンの街並みを見通します。緑や赤色屋根のおしゃれな建物が見受けられる一方で、老朽化した建物があちこちで目につきます。

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朝食を終えた我々ZESDA隊員は、さっそく「突撃調査」のためにヤンゴン最大のスーパーマーケットであるJunction Squareに向かいます。

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まずは現地商品の価格調査です。到着後、さっそく商品一つ一つの価格を調べ、メモを取っていきます。途中、女性店員が怪訝な顔でこちらを見ているのに気づきましたが、「商品を見ながらメモをとる人なんて普通はいないから無理はない」と調査を継続。すると奥からなんと男性の警備員がでてきて、携帯での撮影や値段を記録するのはやめるように言われた。警備員さんの真剣な眼差しと固い表情から「これはやばい」と思って、調査を断念することに(我々を流通業者と思ったのかもしれません)。
続いて、通りすがりの人に予め用意した質問に答えてもらうインタビューを開始。まさに突撃インタビューで、受けてくれそうな人がいると構わずアタック。断られることもありましたが、快諾してくれた人はやさしく丁寧に対応してくれました。なかでも、20代の男性の方が「お金持ちになったらミャンマーのmotherless childrenを支援したい」と言っていたのがとても印象的でした。また、調査中に停電がありびっくりしたのですが、もっと驚いたのは、現地の人が慣れているのか、動揺せずに食事を続けていました。停電はその後も何度かありましたが、結局慣れずじまいでした。。

お昼が近づき、Junction Squareを後にした我々は、証券市場関係者との会食のためにとあるホテルに向かいます。だいぶ余裕をもって向かったつもりだったのですが、まさかの大交通渋滞に遭遇。昨日の夜とは”訳が違う”車の数で、「ごった返す」という言葉が相応しい情景が目の前に広がっています。ホテルが目と鼻の先にあるにも関わらず一向に進まない車の列。結果、待ち合わせに遅れてしまいました。関係者の方はそんなのはいつものことだと仰っていましたが、それにしても異常な交通量でした。。

会食で出たお話の一部が以下です。

•渋滞は本当にひどく、家からオフィスまで1時間半かかることもある。
•優秀な人材を入手しづらい。
•最近の若者は月収1000$U(ミャンマー人の平均月収は約300$U)以上を求めてくることがある。
•過去数度銀行が破綻したこともあり、現金に対しての信頼は高くない。
•昨今設立された証券取引所は年数が短いこともあってあまり認知されていない。


会食後、ホテルに戻り、一息ついた後、インタビューの続きをするために、ヤンゴン大学へと移動。ヤンゴン大学は1920年創立のミャンマーで最も歴史のある大学。学生数は大学生・院生合わせて約5000人。学部は歴史、法律、心理学、哲学、国際関係、コンピュータ・サイエンスなど多岐にわたり、ほとんどの学部で修士、博士への道が開かれています。キャンパスは巨大。車道もあります。

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そんな大きな大学で、かつ平日ということでたくさんの学生がいることを想像していたが、実際にキャンパスに入ってみると、人を見つけるのが難しいくらいにがらんとしている(平日と言ったけれども国民の祝日だったのかもしれないが、、)。それに、学生だけでなく、家族連れや作業服を着たおじさん集団など一般の方も見かけた。彼らはキャンパスにあるカフェ(カフェといっても屋台のような簡易なもの)を利用しに来ているようで、ヤンゴン大学が一般人にもオープンで開放的であることを印象づけてくれる。

かれこれ20分くらい歩いているが、学生らしき人になかなか巡り会えない。ただ、散策する中でEconomics, Convocation Hall, Arts, Oriental Studies, Georgraphyといったいろんな学部の校舎を通り過ぎた。外から見ててもつまらないので中に入って進んでいくと、先が見えないほど長い廊下?があったり、明らかに民家のような建物があったり。冒険しているようでとてもワクワクしてきます。

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ただ、やはり学生が見当たらなかった(かつ猛暑で数分動くだけでもヘトヘトだった)ので自由な散策をやめ、学生がいそうな場所を立ち止まって考えることに。数分考えて、思い当たった場所が図書館。good idea!。近くにいた人に尋ねて連れて行ってもらいます。

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図書館に着いて中に入ると、予想通り、学生らしき人が何人かいました。すぐさま声をかけて、承諾を頂き、インタビューシートに記入してもらうことに成功。その他学生や、図書館のスタッフさんにも記入して頂きました。インタビューシートはすべて英語で書かれていましたが、協力してくれた人は臆することなく、かつわからないところは英語で話しかけてきたりしてスムーズに進めることができました。数時間ほど滞在して、協力してくれた方は10人弱。このインタビューで一番印象に残ったことは「What would you do if you became a millionaire?(もし億万長者になったら何をしたいですか?)」という質問に対して、「donation(寄付)」と答えた方が多かったことでした。我々が元々想定していた答えとは異なるもので、お金を自分のためではなく、人のため、社会のために使いたいというミャンマー人の温かい国民性を感じた瞬間でもありました。

その後、再度Junction Squareに向かって、インタビューを継続。フードコートにあるロッテリアの空いたテーブルを陣取って、協力してくれそうな人を見つけると突撃アタック。協力してくれた人にはもれなくうまい棒を1本プレゼントしました。みんなうまい棒を知っているからなのかそれほど喜んではいませんでしたが(笑)。インタビューも終盤に差し掛かったとき、協力して頂いた超筋肉質の男性が、彼の妹を呼び、妹がお母さんを呼び、お母さんがおばあちゃんを呼びという流れで、最終的に家族ぐるみで協力してくださりました。みなさんとても陽気で仲がよくとても癒やされました。以下はそのときに撮った集合写真です。ご協力本当にありがとうございました。

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それから数十分ほど滞在し業務を終了。今日で計約20名近くの方からインタビューすることができました。後日の集計でどんな結果が出るのか楽しみにしながら、明日のティラワ視察に備えます。Day3へと続く。

Day3 「ティラワ視察」
zesda.hatenablog.com