ZESDA's blog

グローカルビジネスをプロデュースする、パラレルキャリア団体『NPO法人ZESDA』のブログです。

プロデューシング・システムを創ることで、日本経済の活性化を目指す、NPO法人ZESDAのブログです。


Mr.Anthony Griffinより 「国際舞台におけるソーシャルネットワーキングとパーソナルブランディング 」 Platform for International Policy Dialogue (PIPD) 第39回セミナー開催のご報告

NPO法人ZESDAは、「官民恊働ネットワークCrossover」(中央省庁の若手職員を中心とする異業種間ネットワーク)との共催、株式会社クリックネット まなび創生ラボ の協力により、在京の大使館、国際機関や外資系企業の職員、及び市民社会関係者をスピーカーに迎え、国内外の政治・経済・社会問題について英語での議論を通じて理解や問題意識を高める、「Platform for International Policy Dialogue (PIPD)」を開催しています。


8月22日(火)7時30分より開催された第39回PIPDセミナーでは、米国カリフォルニア大学でMBA取得後、現在Fortune500企業(全米500企業)の社員に向けたグローバルなキャリアアップ・プロジェクトに従事されているAnthony Griffin氏をお招きし、Social Networking and Personal Branding on the Global Stage「国際舞台におけるソーシャルネットワーキングとパーソナルブランディング」についてお話頂きました。

セミナーは、Griffin氏の「このセミナーは英語の試験ではないので、リラックスして大丈夫」という、ささやかな笑いを誘う言葉から始まりました。会場の雰囲気は常に和やかで、Griffin氏のソーシャルネットワーキングについてのプレゼンテーション中にも質問が寄せられたりする等、インタラクティブな会となりました。

特に、セミナー後半では、椅子を片付け、参加者がパーソナルブランディングについて練習するアクティビティが行われ、極めて交流の活発なセミナーとなりました。

○レクチャー編
ソーシャルネットワーキングとは?~LinkedInとFacebookの違いについて~
Griffin氏は、国際舞台におけるソーシャルネットワーキングのツールとして、LinkedInについて説明をされました。

LinkedInは、

① 連絡先リストのような使い方ができ、求職者以外も使用するもの
② 英語版だけでなく、日本語も含めた世界中の言語を選択可能
③ 個人情報の公開範囲を限定可能

という3つの特徴を持つ世界規模のプロフェッショナル・ソーシャルネットワークです。
LinkedInは、世界で5億人のユーザー数を誇るソーシャルメディアですが、日本におけるLinkedInのユーザー数はわずか100万人です。この数字は、米国の1億4000万人という数字と比較しても明らかに少なく、日本と世界の間には大きなネットワーキング・ギャップがあると述べられました。

このユーザー数の違いについて、文化的な違いの他、日本ではFacebookが人気であることも影響していると思うとおっしゃっていました。Griffin氏は、LinkedInとFacebook両者の違いを、主に仕事のために使うか、主に娯楽のために使うかであると仰いました。LinkedInは、仕事上のネットワークを構築するために用いるのに対して、Facebookは、私生活の写真をアップする等、娯楽的な役割で用いられることが多いとのことです。


「世界の標準は、Facebookはプライベート、LinkedInは仕事用、とはっきり分けられている一方で、日本では、Facebookが娯楽用と仕事用の両方の役割を果たしており、それもユーザー数の違いに影響を与えているのでは。」とGriffin氏は指摘されました。

併せて、この現状を悲観せずに、むしろ個々人にとっては世界との間にあるネットワーキング・ギャップを縮める絶好の機会と捉えることが大切だと強調されました。
国際的な仕事をする日本人がLinkedInを使用することで、娯楽用と切り離した仕事用としてのパーソナルブランディングが可能となるそうです。また、Griffin氏はLinkedInを使用する際には、

*プロフィール情報においては、経歴等の列挙や自身の成功を自慢する必要はない点
*知らない人間からのフォロー申請は無視して構わない点

等を指摘し、気楽に使うのがよいと述べていました。


最後にプレゼンの締め括りに当たって、Griffin氏は、

① 国際的な仕事をしている外国人と繋がりを得るには、LinkedInのような国際舞台で活躍している外国人がいる場所に自身の身を置くことが大切だという点、
ソーシャルネットワークにおいて世界へ共有する自分のプロフィール情報やその公開範囲は自在に調節できる点、
③ オンラインにおいてもオフラインにおいても自己のブランドを確立し、より効果的なものへと作り替えていくことが肝要である点、

を再度強調されました。

○アクティビティ編
★パーソナルブランディングの理論と実践~オンライン上で自分のブランドを書く方法~
前半のプレゼンで説明されたLinkedIn等において、他者に読まれる自分のプロフィールをいかに効果的かつ魅力的に書くかということをパーソナルブランディングと称して、オンライン上で自分のブランドを高め、他人に印象をより良く残す方法について、参加者同士のアクティビティを通じて学びました。自分は、①誰に対して(ターゲット・オーディエンス)②何を(バリュー)③どのように行っているのか(ユニーク・セーリングポイント)、ということを端的かつ印象的な1,2文で表現し、会場で参加者同士ペアになって共有しました。

このようなアクティビティを行ったことで、会場全体が素晴らしいネットワーキングの場となり、大盛況のうちに終了の時刻となりました。

今回も会場にご協力頂いた株式会社クリックネットまなび創生ラボ様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
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スリランカアーユルヴェーダ体験記⑥

ZESDAブログをご覧のみなさま

ロンドン支部長の松枝薫(まつがえかおる)です。
今日はアーユルヴェーダを体験し、私が感じたことを書きたいと思います。

アーユルヴェーダで味わった万能感~
アーユルヴェーダでは、生まれたての状態の身体が最も生命力に満ち溢れている、と定義し、「自分本来の状態」であるとしています。つまり、施術を受けることで出来るだけその状態に近づけていく、というコンセプトのもとドクターはアドバイスを行います。私たちは生まれてから1秒ごとに成長し、または老いていったりしている訳で、物理的には生まれた時の状態に戻るのは不可能な世界に生きています。


しかしながら、アーユルヴェーダを受けることで、もし生まれた時の状態に少しでも近づくことが出来るとしたら、それはどんな世界が待っているのだろう?その状態で自分は何を想い何を行うのだろう?そんなことより面白い体験になるのではないか?と、アーユルヴェーダを知った時から「自分本来の状態」になぜかロマンを感じ、行ってみたいと思う理由でもありました。


実際にスリランカにいる間は、子供の頃の万能感というか、自分はなんでも出来る、という感覚が少しだけ芽生え(思い出し)、夕日を見ながら「あ〜小学生の頃って自由だったな〜、自分は野球選手でもなんでもなれるって考えてたな〜」なんて一人で感慨にふけってすらしまいました。わずか数週間、生まれてからの期間に比べれば僅かの期間ですが、日本を離れ、南アジアの秘境で過ごすと決断できたことは何にも代えがたい経験になりました。今後人生でやりたいことやビジョンなども、改めてこの数週間で湧いてきました。


▲施設から見える夜7時頃の夕日。夜7時から夕食なので、夕食前にはほぼ毎日この夕日を見て何も考えずボーッとしていました。1日の中で最も至福の時間であったと言えます。何もしない時間を作ることは意外と重要なのかもしれません。愛用のドローンを持って行って飛ばしたかったのですが荷物の容量が大きく断念しました^^:


さて、数回にわたっての投稿でアーユルヴェーダの概念をほんの少しではありますがご説明させていただきました。
普段聞きなれないことも多いでしょうし、小難しい話になってしまったかもしれませんが、アーユルヴェーダとは「生命の科学」。自分本来の体質を知って、それに従って生きてくことは自分を安心させることにつながります。また、自分軸を作る助けにもなりますし、何か迷った時の指針にもなります。

次回の投稿からはアーユルヴェーダ施設に到着してから、実際に時系列で発生していったことをお伝えさせていただきたいと思います。

スリランカアーユルヴェーダ体験記⑤

ZESDAブログをご覧のみなさま

ロンドン支部長の松枝薫(まつがえかおる)です。

本日は前回の続き、

~実際の施設で受ける施術内容~
1.体質の見極め
2.身体に溜まった毒素の排出
3.体質に合った食事

の3.体質に合った食事についてお話します。

3. 体質に合った食事
これは、1. の体質の見極めとリンクしています。ヴァータ、ピッタ、カパ体質それぞれに積極的に食べた方が良いもの、避けた方が良い食べ物が存在します。僕の場合はピッタですので、火のエネルギーが元々強いです。なるべく辛いものや酸っぱいものを避け、身体を冷やすものを食べるようにドクターが献立を考えてシェフが作ってくれます。

「体質別メニュー」

辛いものを食べると頭痛が起きるのは気づいていたので近年はあまり食べていなかったのですが、アーユルヴェーダで診断を受ける前は、果物のりんごや柑橘系を好んで食べていました。しかし、それらは酸味が強いのであまり食べない方が良いと言われ、代わりにスイカやメロン、バナナ、パパイヤなど酸味ではなく甘みがあるものを勧められました。

ピッタを増やす要素に、日中に太陽が出ている時間帯に外に出たり、強い日差しが出る海辺に行ったりするとこともピッタを過剰にさせる要素です。確かに太陽に長い時間あたると頭痛や目が痛くなったりしていて、診断は確かに当たっているのかなと感じています。どちらかというと涼しくなってきた夕方や夜の方が、活発に動きたくなります。これもピッタのバランスによる理由からのだなあと今では気づくことができます。



▲施術中に行った小旅行の海辺の一コマ。海辺でココナッツを売っていて、買うと切ってくれるのでその場で飲めます。後にこれが災難をもたらすのですが・・

次回はアーユルヴェーダを体験し、感じたことを話したいと思います。

スリランカアーユルヴェーダ体験記④

ZESDAブログをご覧のみなさま

ロンドン支部長の松枝薫(まつがえかおる)です。

本日は前回の続き、

~実際の施設で受ける施術内容~

体質の見極め
身体に溜まった毒素の排出
体質に合った食事

の2.身体に溜まった毒素の排出についてお話します。

2. 身体に溜まった毒素の排出
オイルマッサージで毒素を排出します。マッサージのために特別にドクターにより調合されたオイルを頭、首、腕、足、または体全体にセラピストによるマッサージで、しみ込ませていきます。基本的には同性のセラピストがつきます。


アーユルヴェーダ医師のDr. イノカ。常に患者の様子を気にかける姿が印象的でした。私も2週間目から訳あって普通の人よりもお世話になることになります。。


施術開始から3日目くらいから、肩口や足から、2週間目には背中からどんどん発疹が続々と出てきて、これには本当に驚きました。

慌ててドクターに知らせると、「身体に溜まった毒素が出てきているだけだから問題ないですよ。」と言って発疹を収める塗り薬を出してくれました。全員がマッサージを受けて発疹が出るわけではなく、自分の場合は敏感肌と言われたので、普通の人よりも多く出ていたようです。



▲マッサージを開始してから5日目の様子。腕から赤い斑点のようなものが出てきます。痒みはありますがドクターから出される薬を塗ることで痒みは収まっていきます。(もちろんずっと残る訳ではなく後に消えていきます^^:)


また、首の右側からもマッサージ後に痛みが出てきました。これも、毒素が痛みのある箇所から排出されているからだとのこと。パソコンをタイプする際や、また緊張している時は常に右首の方に力が入っていることに気づきました。普段知らない内に疲労が蓄積されているところは、自然と毒素が溜まっている場所のようです。身体は本当に素直だなぁと気付かされました。


次回は3.体質に合った食事についてお話します。

スリランカアーユルヴェーダ体験記③

ZESDAブログをご覧のみなさま

ロンドン支部長の松枝薫(まつがえかおる)です。

前回は、数千年前の歴史や偉人が出てきたり、少々難しい話になってしまいましたが、アーユルヴェーダの施設にいざ行ってしまえばそんな難しいことは知らなくても大丈夫です。ただアーユルヴェーダドクター(国家資格保持)の言うままに、オイルマッサージを受け、施設で出される健康的な自身の体質に合った食事を食べ、早寝早起きをし、朝にヨガもすることになりますので、自然と体が「自分本来の状態」に戻っていきます。


▲毎朝必ず出てくるフルーツの朝食。別名緑の島とも呼ばれるスリランカは自然が多くフルーツも多様。写真はパパイヤとバナナ。


アーユルヴェーダ 驚きと気づき~では、アーユルヴェーダとは何なのかを大まかにご説明させていただきましたので、次はアーユルヴェーダ施設で何をするのかをお話しいたします。実際の施設で受ける施術の内容ですが、大きく下記3つに分類されます。


1. 体質の見極め
2.身体に溜まった毒素の排出
3. 体質に合った食事


今日は1.体質の見極めについてお話します。


1. 体質の見極め
ドクターによる、脈診と幾つかの質問で体質が見極められます。
驚くべきことに、ドクターは脈診と幾つかの質問でその人の体質や考え方の癖、昨日良く睡眠が取れたかどうか、リラックスしているかどうかなどを全て読み取ってしまいます。

~ドーシャの話~「ドーシャ」とは「カパ(水)」、「ピッタ(火)」、「ヴァータ(風)」の3つで成り立つ生命エネルギーのことです。
健康バランスが良い時は「ドーシャ」のバランスが取れていますが、このバランスが崩れると体調を崩すことがあります。
ヴァータ、ピッタ、カパ、誰しもが優位なドーシャがあります。
(ご興味のある方はこちらから診断できます。)
アーユルヴェーダ 体質チェック
アーユルヴェーダライフ  URL:http://www.ayurvedalife.jp/より

出典:Yoga Journal


私の場合だと、ピッタカパ体質。中肉中背。火には、光と熱の性質がありますので、「熱さ」や「鋭さ」、「軽さ」や「流動性」などの特徴を持っています。ピッタが過剰になると、完璧主義になりイライラしてしまうこともあるとのことで、多分当たっています。

次回は2.身体に溜まった毒素の排出についてお話します。