ZESDA's blog

グローカルビジネスをプロデュースする、パラレルキャリア団体『NPO法人ZESDA』のブログです。

プロデューシング・システムを創ることで、日本経済の活性化を目指す、NPO法人ZESDAのブログです。


大盛況ありがとうございました! 2月27日開催「第1回 ZESDA交流会~思いや能力が共鳴するプラットフォーム~」

私たちNPO法人日本経済システムデザイン研究会(ZESDA)は、2016年2月27日(土)日本経済大学大学院246ホールにて、「第1回 ZESDA交流会~思いや能力が共鳴するプラットフォーム~」を開催いたしました。
 
 今回の交流会は、スタートしてから早や4年目に入ろうとしている我々の活動報告と共に、ご協力いただいている皆さまへの感謝を表し、今後の「タテからヨコ・ウチからソト」の連携を強固にしてゆこうという思いのもと開催いたしました。

 プログラムは2部構成。
 第1部はZESDA理事 池ヶ谷あすか(農林水産省)とZESDA副理事長 西尾友宏(長野県川上村政策調整室長)によるZESDAプロデューサーシップ®活動報告。
 第2部は連携団体「一般社団法人 在日本留学生会協議会(CISA)」の理事長 芳賀達也氏・事務局長 射場本健彦氏によるスピーチ、「官民協同ネットワークCrossover」の代表 池田洋一郎氏(財務省参事官補佐)によるスピーチを中心に行われました。

第1部ZESDAプロデューサーシップ®活動報告における、池ヶ谷の報告は、日本の食料自給率アップのための農林水産省PR活動「フードアクションニッポン」について。

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マスメディアを使った広報活動や、国内のさまざまな活動にアワードを授与してきた中で今後は地方の中堅規模の企業・団体などの活動に注目してゆくことになることが発表されました。それによりさらなる活動のひろがりをめざすそうです。
そしてその「ひろがり」においては、主幹=プロデューサー自らが「台風の目」となっていかに熱を持って活動に取り組み、消費者・生産者・企業などのさまざまなステークホルダーを巻き込んでゆくかが大切であると、自身の経験を振り返ると共に、今後の抱負を熱く語りました。

そして、西尾の長野県川上村での活動内容はとにかく興味深いものでした!

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 川上村はすでにレタス栽培において日本国内トップの生産量、各家庭の年収が平均2500万円(!)という理想の農業ビジネスモデルを確立しているそうです。しかし、それゆえに硬直化する体制・住民の意識という現実もあるそうです。
 彼は、そのような地方におけるプロデューサーシップ®を「地域の内発力×都市部のソリューション」と位置付け、地域の方々が持つ経験・アイディアを、都市部(外部)からの知識や視点で編集しなおし、新しいモデルを作る活動をしています。
 兄弟自治体である沖縄県恩納村でのレタス栽培プロジェクト「シンカプロジェクト」、レタス栽培以外を行っている農家や家庭菜園を行っている皆さんを巻き込んだ農産ショップ「森の駅かわかみ」、さまざまなキャリアを持って都市部から川上村に嫁いできた女性たちの活躍を応援するビジネスコンペ「KAWAKAMI 地域イノベーションイデアコンテスト2016」の企画立案・運営を実施したそうです。
そのような外部の新しい感覚を活かした活動・企画は、「やれそうでやれない。だからやらない」という先入観が、社会人となり仕事のキャリアを積むと生まれがちです。
しかし、面白いからやる・みんなが笑顔になりそうだからやるという、素直なしなやかさで実現させているなぁと、楽しそうにプレゼンする彼の姿を見て感じた方も多いのではないでしょうか?

 また、第2部の連携団体のCISA、Crossoverの活動スピーチも大変刺激的でした。

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 CISA(一般社団法人在日本留学生会協議会)理事長 芳賀達也氏・事務局長 射場本健彦氏の「国際交流というような言葉でごまかさない、ある意味したたかに」と話されていたサムライのような独立独歩の国際活動。

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Crossover 代表・財務省 参事官補佐 池田洋一郎氏の、様々な壁を乗り越えてゆく力、多様な人々が集い協働を生み出すための場作りと、それを成功に導くための綿密な体制作り。

 それぞれの強み・志、素晴らしく、これから連携をますます強め、お互いのさらなる発展を切磋琢磨してまいります。

 そして閉会後のフリー交流タイム・懇親会もその熱気を受けて大変盛り上がりました。
フリー交流タイムでは、ユースデモクラシー推進機構・佐藤氏、健康産業イノベーション連盟・篠崎氏にプレゼンしていただきました。また、飛び入りで山元学校学長 山元氏にもプレゼンしていただきました。

 懇親会も引き続きざっくばらんな雰囲気の中、議論・情報交換が熱く行われました。 

これまでZESDAではワークショップを中心に行うことで、多くの方とつながり、我々が根幹に据えるプロデューサーシップ®を伝えてまいりました。もしかするとこれまでご参加いただいた皆さまには、ワークショップで何となく感覚的には伝わるものの、実感がわきにくいという側面があったかもしれません。今回の実際の活動報告とスピーカーの熱量でそれが昇華され、皆さまの活動に刺激を与えることができていれば大きな実りであったと考えております。

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改めまして今回のイベントにご参加いただいた皆さま、そして連携団体のCISA、CrossoverにZESDA一同、深く感謝申し上げます。

これからもZESDAはさまざまなイベント・活動を行ってまいりますので、ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。

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