ZESDA's blog

日本の技術と世界のニーズをつなげるプロデューサーの支援・育成を通じて日本企業のグローバル競争力の強化を目指すNPO法人ZESDAのブログです。

プロデューシング・システムを創ることで、日本経済の活性化を目指す、NPO法人ZESDAのブログです。


5月12日(土)13:00~@お茶の水女子大学「ICTとプロデューサーシップ」シンポジウムのご案内

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イノベーションに資するICTとプロデューサーシップによる地方創生・地域の課題解決

~日本屈指の敏腕女性プロデューサー10人から学び語らう午後~
貴方が目指すプロデューサーのタイプはどの方ですか?

学会、NPO,業界団体、総務省等の産官学民連携シンポジウムです。

趣旨:人口減少社会に突入した日本において今や地方の中核都市ですら疲弊しつつあり、地域創生が政策にもなっている。その各分野・場所でプロデューサー機能が必要ですが、供給が十分ではないため、調査研究と普及啓蒙、人材育成を推進しています。
現代ではICTの活用で効果を高めることができる可能性があるため映像情報メディア学会、研究・イノベーション学会、ZESDA等産官学民合同で開催することとしました。
今回のシンポジウムは「ICTとプロデューサーシップ」シリーズ第二弾ですが、昨年のシンポジウム参加者・団体からの強い要望により登壇者は総て女性で固めました。

日時:2018年5月12日(土)  13:00 ~ 18:00 (受付開始12:45~)

場所:お茶の水女子大学 Ochanomizu University (Official)
本館(有形文化財)3階306室
〒112-8610 東京都 文京区東京都文京区大塚2丁目1-1

●参加申込み:(Peatixより事前申し込み)⇒ https://producer-symp.peatix.com/

●参加費: (事前申し込み/5月11日まで受付)
〇一般参加 資料冊子付 ¥2,500
〇一般参加 資料ダウンロード権利付  ¥1,500
〇主催・協賛・後援団体会員 資料冊子付  ¥2,000
〇 主催・協賛・後援団体会員 資料ダウンロード権利付 ¥1,000
〇学生 資料ダウンロード権利付 無料
※事前お申込みなしの当日参加の方は一律3000円(資料冊子付)となります。
予めご了承ください。


プログラム(予定):
13:00 開会挨拶 
研究・イノベーション学会 プロデュース研究分科会 主査 久野 美和子 氏
共同開催・会場校挨拶 お茶の水女子大学 理事・副学長 森田 育男 氏

司会 NPO法人ZESDA 清水 章代 氏

【第1部】
13:05~13:30 基調講演1:前 総合科学技術・イノベーション会議議員 原山 優子 氏

13:30~13:50 基調講演2:総務省 情報流通行政局長 山田 真貴子 氏

【第2部】
14:00~16:00
講演・パネルディスカッション「地域の課題解決とプロデューサーシップ」

社会的養護退所後ガイドブック作成委員会 ゆでたまご代表阿部 華奈絵 氏
(情報弱者になり社会弱者になる危険性が高い児童養護施設出身者に情報提供、ご自身も児童養護施設出身者)

国際医療福祉大学大学院 災害医療領域教授 石井 美恵子 氏
(スマトラ島沖、四川等の海外も 含め被災地支援、東日本大震災だけで延べ3770名の看護師を派遣) 

NPO法人ZESDA カレッジ部門長 清水 章代 氏
(研究・イノベーション学会 プロデュース研究分科会 幹事。北陸先端科学技術大学院大学JAIST)にてプロデューサー、プロデューサーシップについて研究中。管理栄養士。)

東京ニュービジネス協議会理事(元副会長)/NPO法人ふるさと山口経営者フォーラム 常務理事事務局長/コスモピア 代表取締役 田子 みどり 氏
(東京起点の地域活性化、元祖女子大生起業家)

横浜コミュニティデザイン・ラボ理事/元神奈川新聞記者 宮島 真希子 氏

【第3部】
16:15~17:30特別対談 「2020東京オリパラに向けたプロデューサーとは」
1998長野冬季五輪IOCリエゾン 麻生 菜穂美 氏
パラスポーツ支援NPO STAND 理事長 伊藤 数子 氏

【第4部】
17:30終了予定、1時間弱懇親の時間を設ける予定

※プログラムの内容は当日変更となる場合がございます。予めご了承ください。

主催: 研究・イノベーション学会「既存知識の新結合によるイノベーションでの地域活性化」サブ分科会、
同学会 プロデュース研究分科会、NPO法人ZESDA(日本経済システムデザイン研究会)
一般社団法人 映像情報メディア学会(ITE) アントレプレナーエンジニアリング研究委員会
共催・会場提供:お茶の水女子大学
後援:総務省関東総合通信局一般社団法人 電子情報通信学会、
日本技術士会、一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、日本ベンチャー学会、KANSAI@CANフォーラム、
公益社団法人スマート観光推進機構、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)、日本女性技術者フォーラム
協力:(株)地域・技術経営総合研究所、(株)多夢
実行委員長という名の雑用全般:(株)地域・技術経営総合研究所 代表社員 兼 所長、
一般社団法人 映像情報メディア学会 アントレプレナーエンジニアリング研究委員会 元幹事長、
研究・イノベーション学会 評議員、元業務理事、同 既存知識の新結合によるイノベーションでの地域活性化
サブ研究会 主査、KANSAI@CANフォーラムWEBマスター、一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会元技術企画部長、
日本ベンチャー学会 イノベーション研究部会 元幹事
中原 新太郎 http://s-nakahara.com/

第7回プロデュース研究講座「イノベーションを加速するプロデューサー」報告

ブログへのアップが大変おそくなってしまいましたが、先日行われました上記研究会につき簡単に内容について纏めました。

全体にわたり示唆に富むご講演でした。講演いただきました先生方に改めて感謝申し上げます。

ご参照をいただければ幸いです。
よろしくお願いします。

【開催概要】
日時:平成29年9月28日(木)18:00から20:30
場所:政策研究大学院大学
主催:研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会

講師:
・福野泰介氏(jig.jp代表取締役
・安田耕平氏(キャンパスクリエイト社長)
・須藤慎氏(キャンパスクリエイト技術移転部マネージャー)          
     
1.前半:「データシティ鯖江から始まったウェブ新時代」
福野泰介氏(jig.jp代表取締役)のお話

福野さんは、jig.jp代表取締役のかたわらNPO、ボランティアなど様々な活動をされています。本ブログではご講演の内容について筆者が印象に残った項目につき一部分ではありますが報告をさせていただきます。

福野さんは、現在、オープンデータ伝道師※1として活躍されています。

※1:内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室は、オープンデータ利活用を通じての社会課題解決に積極的に取り組み、実績を残した8名を「オープンデータ伝道師」に任命しています。(『オープンデータの伝道師が考える次の一手。重視しているデータの「濃度」』 記事より引用)
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オープンデータ伝道師の福野さんは何故、オープンデータ※2の普及促進に強い関心を持っているのでしょうか。未来のwebの世界について思いを巡らせていたある機会にweb開発者として伝説の人、ティム・バーナーズ=リー氏に実際にお会いされ、この時に氏からオープンデータ(自由に使えるweb上のデータ)について話しを聞いたことがキッカケとのことです。(wikiで氏の情報を調べて、早速、海外まで飛んだ、とのことでした。行動力が素晴らしい!!)

※2:オープンデータは、行政機関がもつ公共データや、交通機関などの公的企業のデータを、著作権や特許などの規制を受けずに誰でも自由に利用できる形で、自らホームページなどで公開する動き。情報を分析・加工することで、新しい行政サービスやビジネスにつながると期待されている。(2013-12-19 朝日新聞 朝刊 1経済 より引用)
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オープンデータ化を普及促進させることによって、誰でもオープンデータを有効活用することが可能となります。

例えば、アプリと連携させることにより、地域防災マップや市町村の人口予測、様々な活用が考えられます。

また、アプリとIoT※3、オープンデータとの連携により、リアルタイムの交通混雑情報の配信など、さらに新しい可能性、用途は広がります。

※3:モノのインターネット(英語: Internet of Things, IoT)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。それによる社会の実現も指す。(wiki より引用)

福野さんは、一方で、イチゴジャム(IchigoJam※4を使ったプログラミングの教育、普及活動にも取り組まれています。

※4:IchigoJamとは手のひらにのせられる大きさの、プログラミング専用こどもパソコンです。IchigoJamにテレビとキーボードをつなげば、すぐにプログラミングを始められます。(IchigoJam HPより引用)

イチゴジャムは、価格は100円(非常に安価!!)ながらCPUのクロック数は2秒で1億回という優れた性能を有する手のひらサイズで、プログラムを走らせることの出来るちょっとした小型パソコンのようなものです。

イチゴジャムの子供向け教室(3年前から福野さんが主催。「すべての子供たちにプログラミングを」の理念のもと開講。イチゴを卒業した子供たちはリンゴ?!に移行する。)では、小学生からシニアまで幅広い年齢の方々がプログラミングを学び、実際にイチゴジャムで自作プログラムによるユニークな試みに挑戦しています。特に、小・中学生などは、実際にイチョゴジャムで走るゲームを自分の手で作りたいという強いモチベーションがあります。

自作プログラムを組み込んだイチゴジャムとIoTと連携させたイノシシ撃退システムを開発して、イノシシ被害から畑を守っている、というシニア(イチゴジャム子供向け教室の受講生)もいて大変話題になっています。

また、イチゴジャムと市バスの乗降客数の情報に関するオープンデータ、IoTと連携させたリアルタイムの交通混雑情報のためのシステムを開発した女子高生なども現れました。

福野さんは、イノベーションという言葉は、一般的には「技術革新」という意味にとられているが、それは大いなる誤解であることに気づいたそうです。

イノベーションの真の意味は、「価値を創造して社会を変革すること」であると。

また、このようなユニークなオープンデータの活用事例が福井県鯖江市という地方から出てきたこと、とても大きな意味があります。

福野さんは、「こらからの日本活性化の要は、作る(創る)ことであり、それは多品種少量生産の形態を取る。IoTとwebによる波がその成否を決める。それだからこそ中小企業、個人にこそチャンスがあり、また、中央、地方の差別のない世界ゆえにむしろ、地方にこそチャンスがある」と強調されました。

そして、イノベーションを「おもてなしのようにする力」がきっと日本にはあるので全世代で面白いことをしていきましょう、と述べ講演を締めくくられました。

【参考URL】
ⅰ.IchigoJam HP
https://ichigojam.net/about.html

ⅱ.「福野泰介の1日一創」:福野さんのブログ。
http://fukuno.jig.jp/

ⅲ.オープンデータ・カタログサイト
http://www.data.go.jp/?lang=japanese

ⅳ.ティム・バーナーズ=リーのTEDでのプレゼン
https://www.ted.com/talks/tim_berners_lee_on_the_next_web?language=ja


2.後半「広域TLOキャンパスクリエイトにおけるプロデューサーの役割」
安田耕平氏(キャンパスクリエイト社長)
須藤慎氏(キャンパスクリエイト技術移転部マネージャー)のお話

(以下ではキャンパスクリエイト社のお話をそのまま、本ブログ筆者なりに要約し掲載させていただききました。)

キャンパスクリエイト(以下、KC社)は、今から18年まえに設立された主に産学連携をコーディネートする会社です。
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TLO(産学連携支援機関、技術移転機関)※1は、ほとんどが大学の内部にありますが、KC社は大学の外部にある数少ない株式会社です。株主は全て個人により構成されています。大学、国などの公的機関からは完全に独立した民間会社です。

※1:TLOとは、Technology Licensing Organization(技術移転機関)の略称です。大学の研究者の研究成果を特許化し、それを企業へ技術移転する法人であり、産と学の「仲介役」の役割を果たす組織です。大学発の新規産業を生み出し、それにより得られた収益の一部を研究者に戻すことにより研究資金を生み出し、大学の研究の更なる活性化をもたらすという「知的創造サイクル」の原動力として産学連携の中核をなす組織です。(経済産業省HPより引用)

大学と企業を結びつけオープンイノベーション※2を実現することをミッションに活動しています。

※2:オープンイノベーション(英: open innovation)とは、自社だけでなく他社や大学、地方自治体、社会起業家など異業種、異分野が持つ技術やアイデア、サービス、ノウハウ、データ、知識などを組み合わせ、革新的なビジネスモデル、研究成果、製品開発、サービス開発、組織改革、行政改革地域活性化、ソーシャルイノベーション等につなげるイノベーションの方法論である。
wikiより引用)

(1)大学・企業・産学連携機関(KC社など)の3者契約で大切なこと。
KC社の600件に渡るこれまでの産学連携サポートの実績から、これが成功する確率はせいぜい3割程度と見込んでおり、また期間も数年以上かかります。

KC社は、実際のところ産学連携においては、企業と大学が共同研究を行う際の研究成果の有無に対する責任について、大学の考え方に大いに問題がある、と考えています。共同契約を締結する際、契約書には「研究成果が達成されない場合は、大学・企業双方に責任がある」旨の条項を入れますが、これはいわば「共同責任」という形のものであり、大学に明確に責任がある形にはなっていません(本音では、大学側に責任は無いという形)。このように、双方の責任、特に結果に対する大学側の責任を曖昧化する傾向があり、大学に対する企業の信用が得られず産学連携が上手く行かない大きな原因の一つになっています。

産学連携を成功させるためには、企業と大学との信頼関係を如何に構築していくのか、が重要な鍵であると考えています。その意味で、それら双方を結びつける産学連携コーディネータの個人としての力量、および役割が非常に重要な点であると認識しています。
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(2)KC社の経営戦略
KC社は、全国の大学に数多く散らばるシーズを必要とする企業に結びつけオープンイノベーションを実現することを使命に活動しています。

そのためにKC社の強みである全国の大学などとの幅広いネットワークと、コーディネータの共同研究に対する支援力、スタッフの優れた提案力などをフル活用しています。また、関東圏における知名度などのブランド力も強みです。

産学連携の分野での事業環境から、KC社の優れたwebマーケティング力なども強みです。特に、TLOとしての利点を多いに活用できることは強みです(関係機関とのリンクが張りやすいなど)。有効なWebマーケティングの一例としてオープンイノベーションに関する記事の掲載を頻繁に行い注目度のアップを図っています。

また、斯界では数少ない株式会社であること(独立度が高いこと)も、産学連携サポート事業への自由度の高さという意味で強みとなっています。

また、フリーランスの社外専門家の活用も積極的に行っています。

(3)オープンイノベーションをコーディネートする上で大切なこと。
産学連携サポートにおいて最も重要なことは、コーディネータの質を維持することである、と考えています。KC社には正規雇用の女性が数多く働いており、働きやすい環境も整えています。マネジメントの仕組みづくりなど、十分に考慮しながら戦略的に取り組んでいます。

オープイノベーション実現に向けたサービスの質の向上にも取り組んでいます。
取引コストの削減、ゼロベースから新しい企画提案などにも重点的に取り組んでいます。共同研究のマネジメント力、大学、企業などの顧客へのリピート力のアップを目指しています。

また、何よりもコーディネータをはじめとしたスタッフの「伝える力」を如何に高めていけるのかが、大学と企業を結びつけるためには重要な点であると認識しています。

企業に対してですが、特に産学連携に意欲が高い相手にアプローチすることが、技術移転、共同研究を増やすことにおいて大切である、と考えています。

(4)今後、強化すべきこと
シーズ調査においは、今までは、勘と経験に頼っていましたが、AIなどの最先端のIT技術を積極的に活用し、膨大なデータからより効率的に有効なシーズを見つけ出すことに取り組んでいきたいです。

(5)KC社の成長のために
特に、欧米企業の実例などにあるように、スタートアップで急成長を実現した企業について関心があります。今後は、経営面で成長曲線が高いモデルを選択することについても研究していきたいです。

【参考URL】
ⅰ.株式会社キャンパスクリエイト HP
http://www.campuscreate.com

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3.全体についての質疑
ご講演の後、桜庭主査の司会で、活発な質疑が行われました。

・質問1:
キャンパスクリエイト社は、大学からの出向者などを受け入れた経験などがあるか。

・質問1に対する回答:
大学からの出向者なども受け入れた経験はあるが、あまり上手くいかない。理由は、業務に対して積極的に成果を出して行こうというモチベーション面や、民間企業の職員として、一定期間内で個人の業績のアウトプットを出ださなければならないという危機感をシビアに持てるかどうかの面である。
大学からの出向者の場合、給与の面では出向元である大学が保証しており、出向先で是が非でも成果をださねばならないという危機感や、それとも関連するかもしれないが業務への取り組みに関するモチベーションの面で、どうしても足りない部分あると痛切に感じる。
しかし、地方大学からの出向者で上手くいった例はあった。ただ、やはり大学自体が持つ体質は難しい部分も多々あり、大学事務局自体の様々な規制、保守性など越えなければいけないという主に組織体質に関する課題などもかえって浮き彫りになってきている。

・質問2:
TLOにおけるwebマーケティングは、ことごとく失敗している、という感想を持っている。これについてのKC社における独自工夫などは何かあるのか。

・質問2に対する回答:
webマーケティングの手法などについては、業界ではだいたい確立されていると思う。やはりシステム面での強化や効率性の更なる追求が改善すべきポイントであるように考える。また、シーズの技術説明をより分かりやすく説明する工夫を凝らすことが重要である。それにより問合せ件数も多くなるとの感触がある。

・質問3:
TLOについて問題なのは、企業が金を出すことに対しての納得感の有無に尽きると考えているが、それを解決する有効な手段として産学連携における研究開発の作業工数の効率化が考えられると思うが、それについてはどのように考えるのか。

・質問3に対する回答:
KC社としては、やはり必ず掛かってくるコストについては企業に対してはしっかりとした事前の説明をしなければならない。これに対して予算化することについて可能であり、かつ産学連携に対してモチベーションが高い企業をしっかりと選択していくことが重要である、と考えている。特に金額面などでの条件は事前に大学、企業、KC社などが3者でシビアな意味で充分に納得した形でなければこの事業は成功しない、と確信している。

・質問4:
私(質問者)は、スクールボランティアに取り組んでいるが、福野さんが実際に開催したイチゴジャムの教室などは、どのような形で行ったのか。

・質問4に対する回答:
鯖江市の学校でクラブ活動としてプログラミング教室を行った。はじめは1校だけだったが、次第に増えていき10校までになった。私(福野さん)自身もボランティアとして参加した。
また、ふるさと教室という形で東京などにいる人が自分の故郷で展開しても面白いと思う。自身の体験などのお話なども含めたプログラミング教室をやるのも地方の魅力発信に繋がっていくと思う。

・質問5:
双方への質問。ライバルはいるのか?

・質問5への回答:
ライバルはイギリス。(福野さん)
イギリスにはラズベリーパイがある。イギリス人がやっている。このデバイスは2,000万円で販売できている。イチゴジャムもそれぐらいの価値ある物として発展していってほしい。
あと、鯖江市のライバルはイギリスと言うとカッコイイと思った!!

KC社はTLOの分野でコンサルで勝負する日本で唯一の会社なのでライバルはいない、と自負している。実際のシーズの質と量に依存しないビジネスモデルである。民間の競合他社ともその点が異なっている。
また、欧米企業などでの創業のスタートアップで急成長している企業などにも経営上のヒントがある、と感じている。

KC社には、動画関連の技術について色々と教えを受けたい。(福野さん)

・質問6:
プロジェクトを実現するには、やはり市長のツルの一声が大切なのでは。(福野さんへの質問)

・質問6への回答:
地方の市役所などでも変化に対するモチベーションが高い職員が多いところがある。それの有無がプロジェクトの実現には何よりも大切。
都会に住む人に対しても東京だけではなく地方に帰っても楽しい人生がある、と強く言いたい。

・質問7:
TLOであるKC社が株式会社であることの意味は何か。

・質問7への回答:
株主に対しての説明責任。将来への見通しを含めた説明が必須。

・質問8:
KC社が考えるニーズとシーズを繋げることで重要なことは何か。

・質問8への回答:
そのニーズがある業界に焦点を絞って戦略的に取り組むこと。

・質問9:
福野さんが会社経営において大きなお金が必要である、と考えている項目は何か。

・質問9への回答:
やはり広告費だと思う。これについては追加投資も含めてしっかりとやっていきたい。


4.結び
前半、後半とそれぞれ性格の異なる2つケースについてのご講演を通じた本ブログ筆者の感想は以下です。
  
前半の福野さんのお話は、地方の魅力・発信力を如何に高めていくのかということで大変、示唆に富んでいました。福野さん自身の夢とロマン、ご自身の好きなもの、やりたいことへと素直に向かっていく勇気、エネルギーと行動力が、独創的なイノベーションへの推進力になっていることが良く分かりました。

キャンパスクリエイト社のお話では、TLO(産学連携支援機関)を民間企業として経営することの難しさや、一方でのやり甲斐の大きさについて一部ではありますが理解できました。また、難しい領域で企業体として逞しく生き残っていくために創意工夫、努力を惜しまずに実行していくことが如何に大切であるのかを教えていただきました。

双方のお話で共通することは、役所、大学、企業などの既存の大きな組織、個人などを如何に動かしていくのかということに苦心されています。そして、それら組織、個人との高いレベルでのモチベーションの共有と協力関係を築いていくためには具体的な戦術も含めたしっかりとした戦略を持って取り組まなければならないことを改めて認識出来ました。

今更当たり前のことではありますが、事業や取り組みに参加する企業、大学、役所、個人などのステークホルダー相互でのwin-winの関係を物心両面で巧みに構築し、それに向けて有効な施策を愚直に実行していくことが成功の秘訣である、強く思いました。

【参考】
ⅰ.「産学連携が成功するための条件とは何か 〜イノベーションと企業家(アントレプレナー)、その可能性の中心〜」(ZESDA ブログ /2017/02/28)
http://zesda.hatenablog.com/entry/2017/02/28/225107

(講演内容の纏め記事・執筆担当:ZESDA 鬼丸康太郎)


♯産学連携 ♯オープンデータ ♯TLO ♯IchigoJam ♯IoT ♯ティム・バーナーズ=リー ♯技術移転機関 ♯地方創生 ♯鯖江 ♯オープンイノベーション

2018年3月1日(木)SAKURA COLLECTION開催のご案内

昨年11月に開催された第3回ZESDA交流会にて講演された
株式会社Adventure JAPAN代表取締役・SAKURA COLLECTIONプロデューサー 
の田畑則子氏の手掛ける「SAKURA COLLECTION」が
6年目となる今回、水道橋にある宝生能楽堂にて開催されます!

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zesda.hatenablog.com


前回2017年3月には、横浜港大さん橋国際客船ターミナル CIQ プラザで開催し、
その際もZESDAは協力団体として運営のサポートいたしました。

zesda.hatenablog.com

今回もZESDAは協力団体として「SAKURA COLLECTION」の運営をサポートしております!!

そして、今回は日本の伝統芸能能楽」のワークショップ、公演(演目:高砂)と、
「SAKURA COLLECTION」のコラボ公演です!

アジア5か国で開催される「SAKURA COLLCTION STUDENT AWARD」のグランプリ作品とアジアのプロデザイナーによる日本の織物や染め物素材を使用した斬新なファッションにショーと日本の歴史ある伝統芸能能楽」との、今だかつてない共演です!

この様な特別で斬新なファッションショーが日本で開催されたことがあるでしょうか?
更に今後、新たな日本とアジアの懸け橋の場として注目されることは間違いありません。

是非、実際のショーをご覧いただきたいと思います。
各国の伝統・文化・芸能を融合させた新たな空間・時間をゆっくりとお楽しみください。


【開催概要】

●日時:2018年3月1日(木)二部制
第一部(昼の部) 開場15:30  16:00~18:00
第二部(夜の部) 開場18:30  19:00~21:00

●場所:宝生能楽堂 (東京都文京区本郷1-5-9)
http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/

●チケット価格
※前売り・全席自由席
第一部(昼の部):学生1000円/一般4000円 
第二部(夜の部):学生1000円/一般4000円 
チケット申し込み(Peatix) 
peatix.com
チケットに関するお問い合わせ 
sakura2018noh@sakuracollection.com

※当日券・全席自由席
(枚数は未定です。ご用意できない場合もございますので予めご了承ください)
第一部(昼の部):学生1500円/一般4500円
第二部(夜の部):学生1500円/一般4500円

~プログラム~
<第一部(昼の部)>
15:30 開場
16:00 開演
16:00~18:00  能楽ワークショップ公演・SAKURA COLLECTION 

※一部と二部は入れ替え制となります

<第二部(夜の部)>
18:30 開場
19:00 開演
19:00~21:00  能楽ワークショップ公演・SAKURA COLLECTION 

※プログラムは変更となる可能性がございます。予めご了承ください。

<参加国(予定・五十音順)>
インドネシアシンガポール/タイ/日本/フィリピン/ベトナム/マレーシア

【注意事項】
※公演は二部制となっております。一部終了後は全ての方に退場していただきます。その後二部から参加の方に入場していただきます。ご協力をお願いいたします。
※一部、二部どちらもご覧になる方はそれぞれチケットをご購入ください。また、連続してご覧になる方も一度退場していただきます。予めご了承ください。

主催:SAKURA COLLECTION 実行委員会 2017-2018 http://www.sakuracollection.com
共催:公益社団法人 宝生会
助成:国際交流基金アジアセンター
協賛:ANA/RUSUTSU RESORT/THE WESTIN/文化服装学院/CREDIT SASON/真鶴町
メディアパートナー:hurr.tv/AJ/アピマガジン/MORE production vietnam
後援:インドネシア大使館/シンガポール大使館/タイ王国大使館/フィリピン大使館/ベトナム大使館/マレーシア大使館
実行委員会事務局:Adventure JAPAN http://adventurejapan.jp
協力:NPO法人ZESDA/Team39/学校法人中村学園アイ エステティック専門学校/Apple Tree/ミス・ワールド日本事務局
Supporter:浅岡久美/佐藤奈緒子/佐藤勇気/清水章代/清水美知子/高橋卓巳/筒井美恵子/ディオン・ン(司会)/富永真衣/羽場友理恵/富入香奈子/村上順子/森脇理好 他

また「SAKURA COLLECTION」を応援してくださるスポンサーの方も随時募集しています。
資料請求・その他お問い合わせなどお気軽にご連絡ください。
sakura2018noh@sakuracollection.com
(担当:田畑・清水)

以上

2017年度ZESDA総会開催報告

 私たちNPO法人日本経済システムデザイン研究会(ZESDA)は、2017年12月2日(土)日本経済大学大学院246ホールにて、2017年度ZESDA総会を開催いたしました。
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 ZESDAでは、「世界の経済成長をリードし、日本国内の新規雇用を創出する」というミッションに向かい、2つのチームが日々様々な活動を行なっています。
 総会では、まず、櫻庭理事長より、創設以来5年間の総括と、次の5年間のZESDAの方向性が発表されました。ZESDAが支援する対象領域を、グローカル、シリアステック(エンジリアリングやバイオ分野)、データAIの3分野とすること、支援拡大のための具体的な戦略を討議し、4月から新たな活動を進めていくことなどを確認しました。

 また、ZESDA全体のスローガン「本格化」が発表されました。

 先にご紹介したとおり、ZESDAでは大きく分けて2つのチームが活動しています。1つは、人と人を繋ぐ場として交流会シリーズを開催したり、プロデューサーを養成する講座を開催する「カレッジディビジョン」。もう1つが、カレッジディビジョンの培ったネットワークを活かしたベンチャー支援を行う「インキュベーションディビジョン」です。

 総会では各ディビジョン担当理事及び理事長室、事務局から、2016/17年度期の活動実績と2017/18年度期の活動計画が発表されました。
まず、カレッジディビジョンからは、2016/17年の実績として、交流会、講座等の開催やネットワーキングプロジェクトの立ち上げが報告され、2017/18年のスローガン「beyond the border!」と活動計画が発表されました。
また、インキュベーションディビジョンからは、2016/17年の実績として、リサーチ活動や起業家支援プロジェクト活動が報告され、2017/18年のスローガン「成果にこだわる」と活動計画が発表されました。

 スタッフの数も増え、活動内容もますます発展してきました。来年4月からは新たな活動もスタートします。
「本格化」のスローガンの下、スタッフ一同、全力で取り組んで行きますので、引き続きよろしくお願いいたします!

第3回ZESDA交流会 開催報告

<第3回ZESDA交流会~プロデューサーシップで切り拓け!~開催報告>

私たちNPO法人日本経済システムデザイン研究会(ZESDA)は、2017年11月4日(土)日本経済大学大学院246ホールにて「第3回ZESDA交流会」を開催いたしました。

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【第一部 講演】

・川上村副村長(地方創生担当)兼 政策調整室長、当団体副理事長 西尾友宏氏
「地方創生・地域を輝かせるプロデューサーの役割~人口減少の真の解決策とは?~」

・株式会社Adventure JAPAN代表取締役 兼 SAKURA COLLECTIONプロデューサー 田畑則子氏
「アジアの懸け橋 SAKURA COLLECTION 6年の軌跡」


■ 川上村のプロデュース法とは?
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 西尾氏の赴任地である川上村は長野県の高地に位置する高原野菜の生産が盛んな地域です。なかでも夏場のレタスの国内需要の8割のシェアを握り、年間の売上は500戸の農家全体で200億円にまで上ります。※川上村http://www.vill.kawakami.nagano.jp/www/index.html

 このように、一見成功しているように見える川上村ですが以下、2点問題点があるとのこと。
①人口減少。(女性が都市に移住したまま帰ってこない)
②レタス需要の縮小傾向による、収入減(対策として経済の多角化が必要)

 ①川上村で暮らす女性の満足度が低いのは、女性の自己実現の場が限られているためであると西尾氏は分析しました。
農業の強い川上村は男性の発言力が強く、議会での決定事項なども女性に対するプレゼンスが非常に低いため、村に嫁いだ都会の元キャリアウーマン達は、自己実現の機会が失われていることに不満を抱いているが多いと西尾氏は感じました。

 そこで女性が自己実現できるチャンスを提供し、その活動の成功事例を実績として対外的に示すことを目指しました。そして、女性が議論できる場を設けたり、ビジネスコンテストなどを開催し、目に見える成果が徐々に増えていきました。

 例えば、おしゃれな農作業着をデザインする取り組みや、Instagramで#DiscoverKawakami というハッシュタグで村の名所や楽しい想い出を集める活動。女性が自己実現や地域おこしに時間を割けるよう、お互いの空いた時間を融通し合って家事などを助け合うアプリ(MAKETIME!)を開発し、コミュニケーション・プラットフォームを整備するなど、女性が社会参加しやすい環境整備を積極的に進めたとのことです。

 ②収入源の多角化については、レタスそのものではなく、レタスを栽培する技術の輸出に着眼しました。例えば、ベトナムの大学生が川上村の農業体験により単位を修得できるようにしたり、川上村の村民が海外出張してレタスの栽培方法を現地で教えたりするプロジェクトを成功させてきました。
 また、企業に川上村を「開放」し、イノベーションを起こすべく未公開の技術の実験場として村の土地を提供するなど、企業のパートナーとなっているとのことです。

 講演の最後に「川上村には、豊かな自然以外にも、自己実現ができる村。という付加価値を提供すること、そして村と東京や海外との連携を強化することが自分の使命だ。」と力強い言葉でまとめていたことが、印象的でした。


■「アジアの現状、日本との違いは…?」
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 2人目のスピーカーの田畑氏は、多言語で日本の文化を発信する雑誌「Adventure Japan」を東南アジア向けに発行しています。
フリーライターとしてマレーシアを取材旅行していた際に、日本人の自分よりも日本のことを知っている外国人に多く出会い、驚いたそうです。
そして、彼らにもっと日本のことを知ってもらいたい。また、自分ももっと日本のことを勉強したいと思い、日本をより深く、広く、多言語で紹介する雑誌を創刊されたとのことです。

 日本各地を巡る中で、田畑氏は織物文化に着眼するようになりました。日本の織物は地域ごとの多様性、独自性に富んでおり大変奥が深い一方で、需要も供給も低下しています。
 そこで、日本の伝統的な織物を海外のデザイナーに使用してもらい、新しいブランドが立ち上げることで、需要と供給のバランスが整い、グローバルに広がっていくのではないか、と思いついたそうです。
 こうして生まれた事業がサクラコレクションです。※SAKURA COLLECTION(http://www.sakuracollection.com/

 サクラコレクションはファッションコンテストです。東南アジアをはじめ海外の大学や専門学校の生徒に、日本文化をテーマにした作品を創作してもらいます。デザイン案は審査されるのですが、日本ではこうした競争させるようなコンテストに対して消極的な姿勢をとる学校が多いそうです。(コンテストで優勝しないなど、失敗することに敏感なため)反対に東南アジアでは、「一番を決めたい!」とコンテスト形式は大きな盛り上がりを見せるそうです。

 ファイナルの日本のショーでは、各国のコンテスト優勝者が一同に集結。また、アジアのプロのデザイナー達による日本の織物を使用したファッションショーもお楽しみいただけます。次回は2018年3月1日(水)に宝生能楽堂にて、能楽とコラボレーションという新たな組み合わせで、サクラコレクションを開催予定とのことです。
 
 また、サクラコレクションに関わる企業のマインドにも国内外で違いを感じるそうです。田畑氏いわく、「日本では、良いアイディアを持つベンチャー企業があっても、それだけではなかなか支援が受けられない。しかし、東南アジアではアイディア良ければどんどん採用され、支援企業が拡がっていく。それゆえサクラコレクションの事業拡大は東南アジアで順調に拡大している。」とのことです。

 一方で、日本人の「慢心」にも警鐘を鳴らします。
 「日本の技術やデザインは最先端を行っている、という印象はもはや幻想で、外から見ると停滞していると感じる。日本人はアイディアが枯れている。毎年同じことをやっている。という印象を持つ外国人も少なくない。」とのことです。

 最後に田畑氏は、東南アジアの急成長の目覚ましさを改めて強調し「日本では年功序列の風習が根強く残っている。しかし、東南アジアでは若い人がどんどん能力を認められて成長するので、5年もすれば非常に出世している。若さが企業の競争力にしっかり活かされている。日本も若い人材の力を認め、登用していかなければあっという間に世界に取り残されてしまう。」とまとめられました。


■ 第二部:ZESDA 活動報告

 第二部では当法人の活動報告を行いました。ZESDAは大きく二つの活動が車の両輪のように機能しています。
「カレッジ活動」→コネ(人脈)やチエ(情報・知識)を集める
「インキュベーション活動」→集めたコネやチエを起業家などに提供する
今回はそれぞれの活動を行う部門長から活動報告が行われました。

・インキュベーション活動

 まず、インキュベーション部門長である瀬崎から、ZESDAの活動を進める上で基礎となる知見を身につける「リサーチ活動」と、ベンチャーや企業内の新規事業開発担当者の企画実現を支援する「ベンチャーサポート活動」について説明しました。

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リサーチ活動では、成長著しいミャンマーに実際に赴き、現地の市民生活やITサービスの利用状況に関する調査を実施して、調査結果を資料にまとめたりしています。

ミャンマー "アジア最後のフロンティア" ZESDA隊員視察ルポDAY1(http://zesda.hatenablog.com/entry/2016/07/24/110312

 また、ベンチャーサポート活動では、石川県にある古民家民泊施設が集まった「春蘭の里」を支援しています。チームで数回フィールドワークを行い、国内外から人が訪れるような新規事業を具体的に提案しました。
オーナーにも認められ、現在その実現に取り組んでいます。ZESDAの持つコネやチエを駆使して、春蘭の里の魅力を世界にPRしていく予定です。

*春蘭の里訪問(2/25-26)(http://zesda.hatenablog.com/entry/2017/03/17/183013
*春蘭の里訪問(5/13-14)(http://zesda.hatenablog.com/entry/2017/06/08/230414

 瀬崎は「21世紀に入り、皆が同じことを競って行う時代は終わり、個人が個性を武器に自己責任で生きる道を拓いていかなくてはならない「脱平均化」の時代に入った。」と述べます。そして、「これからの時代を生き抜くには、コネやチエのインプットに努めるだけでなく、適切な場所、相手、タイミングでアウトプットできることが求められていくだろう。コネやチエをアントレプレナーに注いでいく機能がますます必要とされるだろうし、それこそがZESDAのインキュベーション活動のミッションである」と述べました。
 「一般的に日本人はリスクを取ることを恐れると言われているが、これからはそんなことは言っていられない。失敗を恐れずにどんどんチャレンジしなくては生き残れない。ZESDAは専門分野の異なる社会人が共に学び自分の想いを実践できる貴重な場であると実感している。」とまとめました。


・カレッジ活動
 次にカレッジ部門長の清水から、カレッジ部門の2つの活動、
プロデューサーの育成とプロデューサーシップ🄬の普及を行う「エデュケーション活動」
ZESDAの活動を広げ、ZESDAの活動に人巻き込んでいく「ネットワーキング活動」について、実績報告を行いました。

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現在、エデュケーション活動は
・留学生や留学経験者を始めとする社会人と英語でディスカッションをする「PIPD」(14回開催)
・ZESDAスタッフが講師として講演するゼミナール(3回開催)
・研究・イノベーション学会の分科会としてのプロデュース研究分科会(講座7回・シンポジウム1回)
の3つの活動があります。

ネットワーキングの活動は
・年1回の活動報告を兼ねたZESDA交流会(1回開催)
・医療の問題を気軽にトークできる座談会形式の医療システムデザイニングコミュニティ(MSDC)(3回開催)
・40~50代を中心としてミドルキャリア・ネットワーキング(新規プロジェクト)
の3つのプロジェクトを中心に活動しています。
※(カッコ内は2016年9月~2017年10月までの活動実績です)
その他、ZESDAスタッフ向けの勉強会、研修、他団体の交流会(飲み会)なども随時開催しています。
この様な場づくりを通して、様々な分野の方との繋がりを増やしています。

 現在カレッジ部門には20名ほどが在籍しておりますが、スタッフにはできるだけ長く活動できるように、活動スタイルをプロジェクト担当制にし、「運営スタッフ」「サポートスタッフ」に分けて活動しています。スタッフの活動意識に合わせてチーム分けを行っているとのことです。
 世界を相手にビジネスを展開するためには競争力や交渉力を身に付ける必要があります。プロジェクトの企画運営を自ら行うことで、リーダーシップやZESDAが提唱するプロデューサーシップを体感し、新たなスキルを身に付け人間力を高めることができます。起業や副業、転職などを実践する前に、ZESDAの活動を通して実践することも可能であると清水は述べました。
 また、カレッジ部門は今後、「地方と海外を結びつけるグローカリゼーション」を意識して活動していきたいとまとめました。

 瀬崎と清水は共に、自主性に基づく競争力と交渉力を武器にして本人の「やりたい」という意志が実践できる場であるZESDAで、どんどんチャレンジして欲しいと語りました。
 ZESDAはコネとチエの収集やグローカリゼーションの実践を通じて互いに成長していく場として、今後も活動していきます。


 代表の桜庭は、ZESDAには失敗するかもしれなくてもチャレンジしてみる、失敗してもなんとかする、という意識が重要であると述べました。そして、 これから日本は人口が縮小し、国際的な経済的な地位も低下する。衰退をなるべく食い止めるには、太平洋ベルトで稼いだカネの再配分に頼るのではなく、地方が直接外貨を稼げるようになることが、重要だ、そしてそれができる可能性は大きく残されているので、ZESDAはグローカリゼーションの真の実現を目指して努力を続けていく、まとめました。

 
 また、ZESDAではどういうスタッフが活動しているか、についても報告させていただきました。ZESDAのスタッフはどんな職業が多いのか?男女比、年齢などを今回初めてアンケートを取りました。詳しい結果は後日、HPなどでお知らせ予定です。

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■ 第三部:交流会

第三部の交流会では、事前に配布した参加者シートを見ながら、新たな出会いを提供する場として盛り上がりました。
また、PRタイムとして、団体の紹介や個人的な訴えなど、色々な方に自由に話していただきました。

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■ 第四部:懇親会

場所を変えての懇親会では、お酒も入り、賑やかな雰囲気の中、楽しく充実した時間を過ごされていました。

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さらに、懇親会のあとに行ったZESDAメンバーでの3次会(打ち上げ&反省会)も実に盛り上がりました!

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 今回、50名以上の方が参加されました。滋賀県香川県など地方から参加された方もいらっしゃいました。また、いつもお世話になっている関係者の皆様、いつもZESDAを応援してくださっている皆様、たくさんの方の想いが集結した交流会となり、無事に開催が終了したことを感謝申し上げます。ありがとうございました!

 これからもZESDAは、様々なイベント・活動を行い、新たな情報提供、出会いの場として活動して参りたいと思います。
今後も益々のご支援・ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


文責:中川翼(専修大学3年生)