NPO法人ZESDAは、7月6日(水)に第7回プロデュース人材育成講座『人々の創造力と町工場のポテンシャルを活かすために』を開催します。
今回は下町の工場に注目し、それらのネットワーク化に取り組んでいるTOKYO町工場HUB代表の古川拓さんをお招きします。
■創造力ある人たちが自由自在に活躍できる社会を目指して
古川さんは、法学部卒業後、銀行員としてキャリアをスタート、起業家支援や途上国での社会開発事業に長年携わり、ご自身もアントレプレナーとして国内外でスタートアップ立ち上げを経験されてきました。
そんな古川さんが、現在運営するTOKYO町工場HUBでは、「創造力ある人たちが自由自在に活躍できる社会」の実現をビジョンとして掲げ、「新しい時代のものづくりエコシステム」構築に取り組んでおられます。
さらに古川さんご自身も「パートナー」という形で工場の新事業開発に関わり、様々な異業種と町工場をつないで、ものづくりの新たな付加価値創造にも尽力されています。
実は、前々回(プロデュース人材育成講座 Vol.5)に登壇された株式会社小川製作所 取締役の小川真由氏とも、企業パートナーとして強い信頼関係を築かれています。
今回は、ご自身自らが”パートナー・当事者”となって一人一人の個人事業者や起業家に寄り添い、新規事業創出や新市場開拓への挑戦を支援されている古川さんから、TOKYO町工場HUB事業の立ち上げを通じて感じ取った経験や学びなど、豊富で貴重なお話を伺っていきます。
www.projectdesign.jp
■町工場は「群」から「個」へ
東京・下町には町工場が数多く存在します。それらは大手企業を頂点とした垂直型の量産請負体制の元、分業によって高度に細分化しながら、「町工場群」という形で、かつての日本の製造業を支えてきました。
しかし、時代のニーズは大きく変化しました。大手企業を中心とした町工場の分業委託体制は大量生産を前提としていましたが、いま求められるのは一つの生産場での複数品種の少量生産です。その結果、「群」という形でのこれまでの分業体制は立ち行かなくなり、それぞれの町工場は「個」としての生き残りを模索する必要がでてきたのです。
■「個」がつながることで価値を生み出す新しい町工場ネットワーク
この課題に対し、町工場の新しいあり方に取り組んでいるのが、今回の講座にお招きする古川拓さんです。
「タテの糸」を失った町工場群は、確かに分業体制としての機能を失いましたが、「個」としては高い技術力を持っています。古川さんはこれらの「個」をつなぐことを考え、葛飾区・足立区を中心とする100社以上による工場ネットワーク事業「TOKYO町工場HUB」を立ち上げられたのです。
tokyo-fabhub.com
そこで、今回の講座では、次のようなことをお話しいただく予定です
・日本において革新的なモノづくりが難しい理由
・新しいモノづくりエコシステムは、社会と産業をどう変えうるのか
・「個」の時代に求められる価値創造とプロデューサーの役割は何か
・人々の創造力と町工場のポテンシャルを活かすために
参加費は無料です。
ぜひご参加ください!
■第7回プロデュース人材育成講座
『人々の創造力と町工場のポテンシャルを活かすために』
■講師(敬称略)
・古川 拓(TOKYO町工場HUB代表)
■モデレーター(敬称略)
・大津留 榮佐久((一社)OSTi(オスティ)代表理事)
■日時:2022年7月6日(水) 19:00~
■会場:オンライン
※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます。
※お申し込みいただいた方には、セミナーの様子を録画した動画をお届けします。
■参加費:無料
■参加申し込み:https://zesda.jp/ja/psri007/
※申し込みの際は、メールアドレスの誤入力にご注意ください。